爽快RUN&WALK秋田新屋

 自然豊かな秋田市新屋地区を中心に、ウォーキング、ジョギング、ハードな走り込み、様々な歩きや走りのスタイルに応えるいくつかのコースを紹介します。みなさんのウォーキング、ジョギングスタイルにお役に立てることができれば幸いです。

依存症ということ

 著名人が違法薬物で逮捕される事件が多かった1年でした。何度も逮捕された芸能人もいます。想像するしかないのですが、薬物への依存はそう簡単に抜けることはできないようです。依存症といえば、小生のようなランナーもある意味ランニング依存なのかもしれません。レースが近ければ、レースに向けてがむしゃらにランニングをするわけですが、そうでなくてもなんとなく走ることができない日は落ち着かない。しかも、例えば1時間という時間をとることができれば、1時間めいっぱい走らないと気が済まない。(これが結果として膝痛につながってしまうのですが・・)
 違法薬物と違ってランニング依存は、結構いいこともたくさんあります。職場が変わったり、大変な仕事を当てられたり、人間関係に悩んだり、という誰もが出合う環境の変化とストレスに対し、ランニングをするという行為は、誰からも影響を受けず、誰にも影響を与えず、自分だけの世界の中で、今の苦しみをさらりと解いてくれるとても純粋な依存行為のような気がします。
 レースに向けた準備をするに当たっても、練習のスケジュールをどうしよう、シューズやウェアをどうしよう、サプリメントを工夫してみよう、前日と当日のスケジュールをどうしよう。別に優勝しようなんて気持ちがあるわけでもなく、これらを綿密に実行したからといって、記録が良くなるわけでもないのですが、完全に自己満足の、それこそ依存症の世界です。だれから褒められるわけでもなく、けなされるわけでもなく、ただ、自分の立ち位置を確かめたくて、準備して、練習して、レースに臨んでいるんです。
 結局、ストレスや生きていく上での悩みは、他の人と自分を比較するところから発生するものだと思います。もちろん競技者としてのランナーは他と比較しながら競技生活を送るわけですが、私たち平凡庶民ランナーは、他と比較することなく、自分の中で、気持ちよい走りだとか、タイムがちょっと縮んだとか、完走できたとか、走った後のビールがうまいだとか、ささやかな喜びに浸ることができればよいのです。
 さて、今年もまもなく終わりです。満足な走りはできませんでしたが、膝痛をきっかけに、自分の身体と正面から向き合うことができました。また、このブログ作りを通して、改めて自分が走ってきたコースを調べて、その特徴を把握することができました。来年はまた、これらのことを生かした走り方、生き方ができればと期待していますが・・・・